※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
୨୧Secret.3୨୧
俺に嘘つくなんて、いい度胸だね
7月といえば夏休み。
暑さも増し、かき氷が恋しくなる季節。
お祭り、プール、花火大会...、楽しいイベントが沢山ある。
しかし、その前に最大の敵が襲いかかってきた。
「......あーーーー」
「のん、うるさい。唸るな」
「奈々ちゃん、私たち高校生だよ?青春だよ?楽しまなきゃだよね?」
部活をしたり、恋愛をしたり、私たちにはもっとちゃんとやるべきことがあるはず。
なのに...。
なのになのに...。
「期末考査ってなんじゃボケーっ!」
「はいはい。分かったから落ち着いて」
私の方には視線を向けず、ノートを見ながらいう奈々ちゃん。