※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「えっと......、全部です」



「全部って、後1週間だよね」



「それは重々承知してます...。お願いします!結城くんならきっと出来るよ!」



「いや...やるのキミだし、拝まれても俺は神様じゃないんだけど...。まぁ、いいや。とりあえず数学からやるよ」



結城くんの激しいツッコミの中、鞄から教科書とノートを取り出す。



「あ、言い忘れてたけど、私ノート書いてなくて...ごめん」



「うん、そうだと思ってたから。悪いと思ってるならここやって?」



「う、うん」



結城くんに指を刺された問題を見て固まる。



なにこれ...。



嘘だよ、こんなのやってないよ。



うーん...こうかな?



いや、こっちかな?



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