何度でも君を。
壱
***
俺がアイツと出会ったのは高校ン時。一個下だったアイツは、当時俺の入っていたバレー部にマネージャーとしてやってきた。
「漣ユキです。マネージャー希望です。精一杯頑張るので、よろしくお願いします」
とても礼儀正しいやつだと思った。同級生の何人かは、可愛い可愛いと舞い上がっていて、まぁ確かに普通よりは可愛いかもしんない。
だけど、だけどだ。数日してから気付いた事があった。
「漣ー!!ドリンク!」
「はい」
「漣、お疲れ!!」
「ありがとうごさいます。先輩こそ、お疲れ様です」
コイツ表情筋どうした、どこ置いてきた。お母さんの腹の中か?
とにかく笑わないのだ。どんな時でも表情が変わることなく、淡々と喋るし反応する。
「なーなー、いずみん。漣どう思う?」
「あー、マネちゃんな。可愛い子。クールだよなぁ。ガード固いっつーか!でもそこが良い!」
「そーゆーもんか?てか狙ってんの?」
「あったりまえだろー!可愛い子は誰でも対象内!!」
あー、いずみんはこういう奴だった。
帰り道、いずみんこと和泉傑と新マネージャーの話をする。いずみんは、基本チャラチャラしてるけど根はすっげー良いやつ。
「そういや篠宮、お前また告られたらしいじゃん?ズルいぞこのやろー!!!」
「あでっ?!俺はエースだからな!!俺人気者ー」
「調子乗んじゃねーぞ!!!バカの癖に!!」
「バカ関係ねーだろ?!」
確かに、俺はそれなりにモテる方だと思う。部のエースだし、クラスでもムードメーカーな方だから、告白も少なくはない。別に自慢じゃねーよ?
「くっそー、俺だっていつか可愛い彼女ゲットすんだからな!!」
「へへっ、頑張れー」
「うっわ、その余裕面ムカツクー!!」
「何とでもいえー」
あ、そーいや漣ってやっぱモテんのかな?明日聞いてみっか。
俺がアイツと出会ったのは高校ン時。一個下だったアイツは、当時俺の入っていたバレー部にマネージャーとしてやってきた。
「漣ユキです。マネージャー希望です。精一杯頑張るので、よろしくお願いします」
とても礼儀正しいやつだと思った。同級生の何人かは、可愛い可愛いと舞い上がっていて、まぁ確かに普通よりは可愛いかもしんない。
だけど、だけどだ。数日してから気付いた事があった。
「漣ー!!ドリンク!」
「はい」
「漣、お疲れ!!」
「ありがとうごさいます。先輩こそ、お疲れ様です」
コイツ表情筋どうした、どこ置いてきた。お母さんの腹の中か?
とにかく笑わないのだ。どんな時でも表情が変わることなく、淡々と喋るし反応する。
「なーなー、いずみん。漣どう思う?」
「あー、マネちゃんな。可愛い子。クールだよなぁ。ガード固いっつーか!でもそこが良い!」
「そーゆーもんか?てか狙ってんの?」
「あったりまえだろー!可愛い子は誰でも対象内!!」
あー、いずみんはこういう奴だった。
帰り道、いずみんこと和泉傑と新マネージャーの話をする。いずみんは、基本チャラチャラしてるけど根はすっげー良いやつ。
「そういや篠宮、お前また告られたらしいじゃん?ズルいぞこのやろー!!!」
「あでっ?!俺はエースだからな!!俺人気者ー」
「調子乗んじゃねーぞ!!!バカの癖に!!」
「バカ関係ねーだろ?!」
確かに、俺はそれなりにモテる方だと思う。部のエースだし、クラスでもムードメーカーな方だから、告白も少なくはない。別に自慢じゃねーよ?
「くっそー、俺だっていつか可愛い彼女ゲットすんだからな!!」
「へへっ、頑張れー」
「うっわ、その余裕面ムカツクー!!」
「何とでもいえー」
あ、そーいや漣ってやっぱモテんのかな?明日聞いてみっか。