君の勇気
いい!」

「だろ?」

そんな調子で近くにある野球場に着いた

「ビールにおつまみはいかがですか?」

「春輝、野球場ってあんな人までいるの?」

「あぁ、立ちたくない人もいるからな」

へぇ~そんなに見ることに集中する人もいるんだ

「一回の表ヤングレスの攻撃は一番センター畑(はた)くん」

試合が始まったんだ

春輝をみてみると試合に集中し過ぎて私のことなんて忘れているようだ

急にしゃべった

「愛梨、俺、プロ野球選手になれるかな?」

「なに言ってるの?なれるに決まってるじゃん」

「だといいな、ほらあれ、今打席に立ってる花井ってやつ。俺、あの人みたいになりたいんだ」

「私、ずっと春輝を応援してるから頑張って!」

「サンキューな」
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