君の勇気
春輝said

あっ!そういえば愛梨の夢って何だろう?

俺ばっか語ってちゃだめだよな

「愛梨って夢とかある?」

「わ、私?」

「おぉ、俺のばっか聞いてもらってもあれだし」

「私の夢は春輝と結婚する事、かな?」

おいおい、なにいってるんだ。

ヤバい、顔赤くなる。

「あ、愛梨、こっちみんな」

愛梨はやっと気づいたようで、顔がだんだん赤くなっていった

「春輝、ご、ごめん」

「別に、嬉しかったし」

「あっ!あった、私の夢」

「何?」

「私、看護師になりたい。」

「なんか理由あるのか」

「まぁ、小さいとき、ちょっとした病気で、一ヶ月くらい入院したときがあったんだ。お母さんもお父さんも病院にこれない日があったの。その時、本読んでくれたり、折り紙を教えてくれたりしたんだ。なんか勇気出て、元気になれない子を元気にしたいな~て」

「なんか、かっけーな」

「そうかな、でも春輝を抜かせるようにがんばる」
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