君の勇気

「あっ愛梨!どうした?」

「結愛ちゃんいる?」

「結愛?あいつは熱で休み。」

「え!実は若菜も熱で休みなんだよね~」

「じゃあ、お昼二人で食べよ。」

「へ?」

一瞬、春輝君が何をいったのか理解できなかった。

「何回も言わせるな。恥ずかしい。」

そう言って春輝君は私の頭を軽く叩いた。
春輝君のせいでドキッとした。でも若菜は昔から春輝君のことが好きだから、この気持ちはなかったことにしよう。そう思ったのに…
< 5 / 49 >

この作品をシェア

pagetop