君の勇気
「あっ愛梨!どうした?」
「結愛ちゃんいる?」
「結愛?あいつは熱で休み。」
「え!実は若菜も熱で休みなんだよね~」
「じゃあ、お昼二人で食べよ。」
「へ?」
一瞬、春輝君が何をいったのか理解できなかった。
「何回も言わせるな。恥ずかしい。」
そう言って春輝君は私の頭を軽く叩いた。
春輝君のせいでドキッとした。でも若菜は昔から春輝君のことが好きだから、この気持ちはなかったことにしよう。そう思ったのに…