ドS王子と平凡少女
数分すると先輩が紅茶と焼きそばパンを持って帰ってきた。
「はい。」
「え、でも……」
「いいからいいから!困ってたんでしょ?
俺はもう行くから!」
そう言って先輩はすぐに去っていってしまった。
「あっありがとうございました!」
後ろ姿もかっこいいな……
宮代辰樹先輩。
先輩は私の中学の頃からの憧れでもあって初恋だった。
今もその恋は続いてるんだけど……。
先輩と同じ高校に行きたくて勉強もすごく頑張った。
先輩は私の青春そのものだ。