ドS王子と平凡少女


数分すると先輩が紅茶と焼きそばパンを持って帰ってきた。


「はい。」


「え、でも……」


「いいからいいから!困ってたんでしょ?

俺はもう行くから!」



そう言って先輩はすぐに去っていってしまった。


「あっありがとうございました!」


後ろ姿もかっこいいな……


宮代辰樹先輩。


先輩は私の中学の頃からの憧れでもあって初恋だった。


今もその恋は続いてるんだけど……。



先輩と同じ高校に行きたくて勉強もすごく頑張った。


先輩は私の青春そのものだ。



< 21 / 50 >

この作品をシェア

pagetop