イケメン副社長にほだされました

「ま、副社長も遅刻くらいするんじゃないすか?たまには」


そういいながら呑気にパソコンに向かう先輩の上田さん。


まあ、普通はあることかもしれない。
それに、何だかんだ言ってかなりの上役だ。一般では、始業時間からだいぶ遅れてきたっておかしくはないのかもしれない。

でも、うちの副社長がそんなことをしたこと、一度だってない。


それくらい仕事熱心な人だ。



ーーーーかちゃ。



社長も含めて、副社長を心配していたとき、会社の扉はひらいた。



「…おはよう。」


ーーー副社長だ。

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