イケメン副社長にほだされました

「お疲れ様。お風呂も湧いてるし、ご飯も出来てるよ。」


心で悪態つきながら、甲斐甲斐しく世話をやく私って。


「いや、」


何故か耳元で聞こえる低い声。



「お前がいい。」



その声を聞くだけで、身体の奥から熱いものがこみ上げる。


ほら、こうやって甘い言葉をわたしに与えるから私はあなたから離れられないんだよ。


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