イケメン副社長にほだされました
ちらりと隣で眠る彼を見る。
呑気にスースーと眠る彼。
腹筋なんて割りやがって。格好良すぎてむかつく。
男らしい腹筋を撫でようと手をかけると、急に腕を引かれて彼の厚い胸板に押し付けられる。
起きたのかと思ったら、寝息が聞こえた。
なんだ、寝ぼけてしたんだ。
でも、嬉しがっている私。単純だな。
この胸にいったい何人の女を抱いているんだろう。
全身に感じる温もりに、今は深いことを考えるのはよそうなんてつい思ってしまうのは私の悪い癖。