イケメン副社長にほだされました
「で、話って何だ?」
部屋に上がるとすぐに本題を切り出されてしまった。
「今はそれよりも、」
そう言って、真司の首に腕を回した。
真司は背が高いから、少し背伸びしなければならない。
真司の少しカサついた唇に自分の唇を重ねる。
今日の私の唇は、はちみつでたっぷりパックした特別製だ。
真司は私の突然の行動に目を開いている。
いつも仕掛けてくるのは真司からで、私からなんて初めてかもしれない。
固まる真司の唇をこじ開けて、侵入した。
熱い。
真司の咥内はまるで熱いコーヒーを飲んだ後かのように熱かった。