イケメン副社長にほだされました


舌が絡んだのが引き金となって、真司が私の頭を掻き抱く。


甘い蜜みたいな口付けは、私の頭をドロドロに溶かしていった。

そのまま二人でベットへとなだれ込んだ。

まるで愛しい者に触れるように、優しく弄ぶ。


私の身体を知り尽くしている、この指が、舌が憎らしい。


あんな美人な彼女がいる癖に。

それを分かっていて、この男に抱かれる私も最低の女だ。

これが真司と過ごす最後の夜。



「今夜はやけに積極的だな。」


少しでも真司の熱を身体に刻みたくて、夢中で真司の身体に絡みつく。

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