お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ
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ぅっ…、はぁ…はぁ…。
なんだろう、なんか、苦しそうな声…。
苦しそうな声で目が覚めた。
「白夜さ…、白夜さん?!!」
寝ている白夜さんを見ると苦しそうに
唸っていた。
汗を大量にかいていて、何故か半狐の姿。
何が起こっている…?
「白夜さん!白夜さん!!」
どうすれば…。
外を見るとまだ真っ暗。
でも、連れていかないと!
苦しんでる白夜さんを背負い、
僕は飛び出して森に走った。
白夜さんの生まれ育った所につくと
真っ暗だった空は少し明るくなっていた。
夜だと言うのにザワザワしてる。
流石夜行性。