お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ




「ありがとうございます」


「いいのよ♪

で、どう?白夜とは」






声のトーンからして面白がってるお母様。






「心臓が持ちませんよ」


「え?もう襲っちゃった?」


「おそっ…!!!
し、してません!!」


「ふふっ♪」






白夜さんをお、襲うなんて…。

冗談ですよね…。






「白夜はもう118歳になったし、
もうすぐ子供産める時期なのよね~」


「ひゃくっ…?!えぇ?!」


「そうよ?私たちは妖怪ですもの。
妖怪と人間じゃあ時間の進み方が違うの。

悲しい事だけどね、私達は先に死んでいく
人間を何度も何度も見てるのよ。


それと、私達妖狐だけじゃない。
ほかの妖怪も年は取ってくけど
顔つきや体型は120歳で成長が
止まってしまうの」






120歳で成長が止まる?!

そんな事初めて知ったような…。




でもそうか…。

じゃあ、土方さんみたいにシワシワになる
顔や姿は見れないまま死んでいくんですね…。

あはっ☆

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