お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ
ーー「姿が変わっていても、
動揺しないで?」
『はい』
ーー「目を閉じて?」
神様に言われた通り目を閉じると
あの時みたいな眩しい光が瞼からでも
わかり、私はまたその白い世界から
姿をけした。
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首元が温かい。
ゆっくり目を開けると何か違和感。
視力がなんか前よりも良くなったような…。
『…総司…』
横を見ると私の首元でスヤスヤと
眠っている狐姿の総司がいた。
起こさないようにゆっくり起き上がると
ビックリ。
ここ、私の部屋だ…。
なんで?なんで?
あ、総司が焦って連れてきたのかな。
…じゃなくて、そっちじゃなくて。
髪色だ。
髪は銀髪になっていて、
ポニーテールになってるが毛先が
膝当たりまである。