お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ
母様が出ていくとギュッと後ろから総司に
抱きつかれる。
『そ、そそそそそ総司?!』
「…眠い…です」
『うぐぐぐっ…。
そ、総司…。
一応、総司男!
重い…』
「一応って…。
僕は正真正銘男です」
『ひゃっ…』
総司は私の首筋をペロッと舐めた。
「証明。してあげましょうか?
僕がきちんとした男だと言うことを」
私の耳元で色っぽい声でそう言う総司。
心臓がドキンドキンとうるさい。
ドキンドキンどころじゃない。
『そ、そうっ…!!…っ!』
腕を引かれ前から総司に抱きつかれる。
そして、首筋をまたペロリと舐め、
その舌はだんだんと下に移動していく。
私の頭は混乱中。
当然顔は真っ赤。
「顔真っ赤ですねぇ」
『な…!!ね、寝る!!』