お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ
狐姿に戻り、部屋の角に丸くなった。
だが、簡単に総司に捕らえられる。
「白夜さん。秋ですから寒いですよ」
『いーーやーー!!』
抱えられてさっきの場所に戻される。
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいってば!
前足を総司の顔面にベシッと押し当てる。
『総司の馬鹿!!』
「ははっ☆
肉球パンチききませんよー?
逆にいいですよ♪」
『ば、馬鹿!!!』
「寝ますよ♪」
と。私は総司に抱きつかれ、
照れながらしょうがなく寝た。