お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ
お化け
グスン…グスン…。
なんだ、この声…。
変な音?声?で目が覚めた私。
白夜様ぁ…グスン…白夜様ぁ…。
ゾクッ
な、なんだ…?!
「ん…。…白夜さん…?
…白夜さん寝込み襲うなんて
想像してませんでした」
『え?!…わっ!ご、ごめんなさい!』
驚いて隣で寝ていた総司に抱きついていた。
抱きついてた腕をパッと離し、
刀を握り立ち上がる。
「びゃ、白夜さん?!」
いきなり刀を握るから総司は驚いて
布団から出る。
グスン…グスン…。
「…なんですか、この音?声?」
総司も刀を握って立ち上がる。
声がするのは襖の前。