お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ
「っ!!白夜?!」
『あ、メリ。久しぶり』
「久しぶり~!どうしたの?
天狗と狐もつれて」
メデューサのメリ。
私の友達。
『メリに聞きたいことがあるんだけど』
「なになに?」
『…裏切り者とか、いないよね?』
「…裏切り者?」
メデューサは足が蛇だから見た目は
ちょっと怖いけど優しい妖怪。
「そう、噂されてるメデューサなら…」
『そのメデューサはどこに?』
「それが、2年くらい帰ってこないの」
2年…。
もしかしたら、そのメデューサが山南さんを操ってるのかも。
『そのメデューサの特徴を詳しく!』
「確か、蛇を2匹持ってるよ?
力が他のメデューサとは強いみたいで。
白蛇、だったような…」
『2匹…。白蛇…。
わかった。ありがとう。メリ』
「うん!また来てね!」
メリと別れ、屯所に帰って総司の部屋。