ひとつの恋未来




「 それはあたしだって今でも……! 」



「 今でも…早川くんが好き。だよね? 」



ハッとした表情で手に入っていた力が
弱っていくのがわかった。



「 違う……好きじゃない!! 」



「 嘘!本当は今でも好きなのに、
どうして素直にならないのっ!? 」



「 …あんたに何がわかるのよ!!! 」



倉庫の中で二人だけの声が響く。




< 114 / 251 >

この作品をシェア

pagetop