ひとつの恋未来
「 あぁ〜、よかったー 」
ホッとしたような顔をしたあと、
急に真剣な顔になり私の目をみる。
「 試合で勝ったら言おうと思ってた。
……俺、気づいたら好きになってた。 」
「 え?誰か好きな人いるの…? 」
耳を塞ぎたくなる自分がいる。
正直、聞きたくない。
「 ばか、この鈍感!目の前にいるだろ 」
えっ……、わ た し ?
「 立花 未央って人を好きになったの。
恥ずかしいから何回も言わすなよ…」