ひとつの恋未来
「 じゃあまた後で。 」
自分の教室へ戻ろうとしたとき、
静華の姿が見えた。
「 よかったね!いいなぁ〜デート… 」
「 ありがとう!静華も……今の気持ち
思ってること素直に伝えた方がいいよ。
…もう大丈夫だよ。早川くんも…! 」
「 …………うん 」
静華をゆっくりと後ろに振り向かせる。
「 稜……っ!! 」
「 静華…… 」
彼女の背中を軽く押した。
早川くん…今度こそ静華を幸せに
してあげてね。