ひとつの恋未来
私たちに気づいた翔太と海斗くんが
急いで帰る準備をする。
「 ごめん、待たせて。…行くかっ! 」
翔太の一言で4人一緒に並んで歩く。
「 先輩たちには休むって伝えたの? 」
「 一応、用事があるって言ったけど…
海斗のやつまで休むことになって絶対に
ズルってバレてると思う。 」
他の人には聞こえないようにコソコソと
言ってくる。
いつもより翔太の顔が近くにあって、
不意にドキッとしてしまう。