ひとつの恋未来




「 どうした?気分悪い?大丈夫か? 」



翔太の病気を思い出した、なんて言えない



「 ぜんぜん平気!会計してくるね。 」



咄嗟に離れてレジへ向かう。



彼が全てを思い出したのではないかと
思うと、歩いてる感覚がなくなる。



大丈夫、大丈夫…



必死に自分に言い聞かせた。



会計を済ませると近くのベンチに
座っていた翔太の元へ走る。




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