ひとつの恋未来




「 そろそろ移動するか。 」



ベンチに座りながら日頃のくだらない話で
盛り上がっていた時、翔太が立った。



「 そうだね。暗くなる前に行こうっ 」



荷物を手にとって歩き出そうとした時、
自然と手をつないでくる。



「 家までな。 」



「 離さないでよ…? 」



「 離さねーよ。離れるなよ? 」



「 離れるわけないじゃん…。 」



ずっと一緒だよ。大好き…



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