ひとつの恋未来




「 私も…、佐野翔太を愛してる…… 」



「 ありがとう。ありがとっ…… 」



私は首に付いてるネックレスを掴んだ。



「 大切にするから…!肌身離さずずっと
付けてるから、すぐ探せるように…… 」



「 わかった。………よし、またな? 」



抱きしめてる腕がほどかれ、頭の上に
ポンっと手を置く。



私は彼の顔を見ることもなく、背を向けた
まま大きく頷いた。



" おめでとう。 "




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