ひとつの恋未来
そして私の親、海斗くんに連絡をして
病院にきてもらった。
お父さんはお母さんと入学式に出る予定で
出張先から来ていたこと。
海斗くんは入学式が始まる直前に学校を
飛び出して、病院まで走って来てくれて
いたこと。
緊急の手術が終わった後も、私は
目を覚まさなかった。
その日から1日、2日と日が過ぎて
3ヶ月後の誕生日、7月30日に
目を覚ましたんだ。
3ヶ月と数日、私は意識不明の重体のまま
生きていた…