ひとつの恋未来
その間、お母さんは付きっきりで
毎日手を握ってくれていたこと。
お父さんはしばらく仕事を休み、
お母さんの心のサポートをしていたこと。
理香は自分が一緒にいていれば…と自分を
責め続け、学校も行かず家に引きこもる
ようになっていたこと。
海斗くんはその理香を常に隣で
支え続けていたこと。
私はたくさんの人に迷惑をかけていたんだ
と初めて知った。
自分のやったことは本当に最低で、
周りの人を悲しませてしまった……と
改めて感じる。
もし、もし死んでいたら…と考えると
怖くなり恐怖で震える自分がいた。