ひとつの恋未来




「 その時には視力も相当悪くなってて、
車があることにも気づいてなかったって」



だから最近からずっと眼鏡してたんだ…



「 未央ちゃん、翔太のこと好きになって
くれてありがとうね。本当にありがとう」



私は彼を助けてあげられなかった。

何も気づいてあげられなかった。





「 ご飯もしっかり食べて、お母さん達に
心配かけないようにね。 」





私は大きく頷いた。




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