ひとつの恋未来
3人で近くの公園のベンチに座る。
「 あいつさ、俺に相談してきたんだよ 」
重たい空気の中、話し出した。
「 好きな子ができたって。一瞬で未央の
ことだってわかった 」
唯一、翔太のことを全て知っていた。
口止めされて、海斗くん自身も自分なりに
悩んでいたんだよね。
「 あいつ最後に言ったんだよ 」
( お前のことも、周りのことすべて
いつか忘れてしまう日が必ず来る。 )
( 俺がいなくなっても未央には絶対
幸せになってほしいから。海斗、お前が
認めた良い男を紹介してあげろよ! )