ひとつの恋未来
私も一緒に連れていって
春休みは1日1日がとても長くて
何をしていたかあまり覚えていない。
人に会うのもなぜか嫌で
家から出ることも少なかった。
理香は常に連絡をしてくれて、
彼女なりの優しさがとても伝わってきた。
「 みーお!海でも見に行きましょ! 」
お母さんに言われ海に着くと、
「 この季節に海に誘うなんて…
ありえないわよね。寒すぎて凍るわ 」
笑いながら謝ってくるお母さんに
私もつられて笑顔になる。