ひとつの恋未来




私はいつの間にか走っていた。



とにかく無性に走り続けていた



そして着いた場所は翔太と毎日一緒に
帰り道歩いていた橋の上だった。



「 私どうすればいいのよ… 」



翔太と同じ学校がいいってだけで選んだ
あの学校に行く意味なんてもうないよ…



「 だってその本人がいないじゃん… 」



涙が溢れ出し今までの我慢が溶けた。



「 翔太…怖いよ……うぅっ 」



1人にしないで…




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