ひとつの恋未来
運動場に近づくにつれて、女子の悲鳴の
ような歓声の声が聞こえてくる。
「 うわぁ、すごい人の数…… 」
そこには予想を超えるほどの女子が
サッカー部を見ていた。
人と人の間を抜けて一番前に出た。
スポーツの名門校ってこともあり、
サッカー部だけでも部員数は100人を
超えるほど人気の部活の一つだ。
この中から海斗くんを探すことは困難。
そう思っていたのに
一際目立つ2人の男の子がいた。