ひとつの恋未来




勝手に足が動きだし、翔太の元へ
近づいている自分を止められない。



( えっ…なに、あの子誰? )



周りがザワザワしだす。



そんな声を気にしてる余裕はなかった。



一歩一歩前に進み、彼の目の前に立った



「 …佐野…翔太…? 」



驚いた顔でこっちを見る彼。



その時思った。



彼は私のことを知らない…



理香の時と同じように中学の頃の4人での
記憶はないんだと。




< 79 / 251 >

この作品をシェア

pagetop