ひとつの恋未来




売店でお昼に食べるパンとお菓子を買って
歩き出そうとした時、



「 翔太!なに買ったの〜? 」



長くて綺麗な髪にナチュラルなメイク、
誰から見てもとても可愛い人が



翔太の腕に手を回してくっつきながら
話している……



「 静華、腕は離せよ… 」



もちろん離れる様子もなく、
甘えるように顔を近づけようとする。



隣にいる私のことは見えないのか
一瞬でもこっちを見ようとはしない。




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