私の幼なじみとの約束。


「おう、…」そっと私に近づき頭叩かれた。




え、そこって、ぽんぽんしてくれるんじゃないの?!流れ的に!!あ、ありえない。本日2回目。




「叩かないでよ痛い〜っ、」と涙目で訴えるが、




「由良かわい。その目で見るとか誘ってんのか?」




「…!?んなわけっ!!!しかも、誘ってるってなに!?!?」絶対ないわあああああ〜っ!!!




「ん〜?全くこの天然め。由良には一生わからないかなぁ〜ってかわかって欲しいなんて思わないし〜由良は知らない方がきっといいよ」




「なんだそれー、教えてくれたっていいじゃないかぁ…意地悪。」




涼太が近づいてきて、耳の近くで、




「家に帰ったら教えてやるよ。無自覚ちゃん」なんて。言われたし。




「絶対ねっ!!!」



…由良が、俺の彼女になってくれたら、なんでも教えてやるよ。



「…おう、」
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