私の幼なじみとの約束。
「おはようございます。涼太様。そろそろお時間となりますけど、由良様は、まだ来られないでしょうか?」



由良の使用人か。結衣、だったかなぁ?



「あ、ごめんなさい、由良はそろそろくると思います。」



「あ、あの、私には敬語じゃなくても大丈夫ですよ!なんでもお申し付けくださいませ。」



「ありがとう。タメ語で行かせてもらう。」



「ああああ〜結衣さんごめ〜んっ!!少し遅れちゃってえへへ〜♪」可愛いなこのやろう。こんな顔で言われたら、誰でも許しちゃうじゃないか。



「いいですよ、急ぎましょう!」
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