姫サマはキワドいのがお好き☆
「姫、姫…。大丈夫?」
姫はベッドの上でぶっ倒れていた。
「もちろんだいじょうぶだってー。」
呂律が回らない上に鼻声で、姫の言葉がよくわからない。
ヒカルはとりあえず机の上におかれたウイスキーの栓をした。
コップになみなみと注がれていたベル・モルトはすべて床にしかれた絨毯が飲んでしまった。
「大変もったいないですね…。」
ヒカルは自らのコップにちょびっとだけ注がれたウイスキーを見た。68年の歴史。それがいま自分の手の中にある。
悪い気分はしなかった。この68年を一口で飲み干してやることに強い優越感を感じた。おそらくベッドの上で寝ている酔っ払いもこういった傲慢な気持ちで自分を弾避けと呼ぶのだろう…。
そんな変なことを考えるのも恥ずかしながら自分がよってしまったということなのだろう。
ヒカルはベッドを見た。よっぱらった姫が突っ伏している。
「おーい下僕ー。眩しいっよぅ。電気消してー。」
姫の唸り声がする。
「はいはい。仰せのままに…。」
電気のスイッチらしきものが部屋の入口に見えた。
「ん~早く消しなさい。」
声がさっきに比べて不機嫌度6%増し。
「はいはい、わかりました。」
ヒカルは電気のスイッチを押した。
姫はベッドの上でぶっ倒れていた。
「もちろんだいじょうぶだってー。」
呂律が回らない上に鼻声で、姫の言葉がよくわからない。
ヒカルはとりあえず机の上におかれたウイスキーの栓をした。
コップになみなみと注がれていたベル・モルトはすべて床にしかれた絨毯が飲んでしまった。
「大変もったいないですね…。」
ヒカルは自らのコップにちょびっとだけ注がれたウイスキーを見た。68年の歴史。それがいま自分の手の中にある。
悪い気分はしなかった。この68年を一口で飲み干してやることに強い優越感を感じた。おそらくベッドの上で寝ている酔っ払いもこういった傲慢な気持ちで自分を弾避けと呼ぶのだろう…。
そんな変なことを考えるのも恥ずかしながら自分がよってしまったということなのだろう。
ヒカルはベッドを見た。よっぱらった姫が突っ伏している。
「おーい下僕ー。眩しいっよぅ。電気消してー。」
姫の唸り声がする。
「はいはい。仰せのままに…。」
電気のスイッチらしきものが部屋の入口に見えた。
「ん~早く消しなさい。」
声がさっきに比べて不機嫌度6%増し。
「はいはい、わかりました。」
ヒカルは電気のスイッチを押した。