姫サマはキワドいのがお好き☆
「ん~。そうそう。それはそれは大変だったよ。君を担いだまま巨人を倒し、竜を縛り上げて、虎を手なずけ、星を奪い、巨大鯉に飲み込まれ、燕にのってここまでたどり着いた。もう、とんでもない大冒険。」
「そう、それじゃあもうお別れなんですね…。」
「ハッド。キミも一緒に帰るんだよ。」
「わたしもですか…?」
「そう、そのためにキミをここまで担いできた。」
「そう。まあ、ありがとうです。」
「じゃあいい?」
「そのまえに一つよろしいですか…?」
「なに?」
「ごめんねなのです。二人が殺しちゃって…。本当に私たちの勘違いだったのです。」
「わかってる。それよりちょっと目を開けて。」
「嫌なのです。なにか、その。怖くって。」
「そう。それじゃあもう、戻ろうか。準備はいい?」
「OKです。」
「いくよっ…。」
ヒカルとハッドのおでこが触れ合う。ハッドの眼は固く閉じられたまま。
…。
「そう、それじゃあもうお別れなんですね…。」
「ハッド。キミも一緒に帰るんだよ。」
「わたしもですか…?」
「そう、そのためにキミをここまで担いできた。」
「そう。まあ、ありがとうです。」
「じゃあいい?」
「そのまえに一つよろしいですか…?」
「なに?」
「ごめんねなのです。二人が殺しちゃって…。本当に私たちの勘違いだったのです。」
「わかってる。それよりちょっと目を開けて。」
「嫌なのです。なにか、その。怖くって。」
「そう。それじゃあもう、戻ろうか。準備はいい?」
「OKです。」
「いくよっ…。」
ヒカルとハッドのおでこが触れ合う。ハッドの眼は固く閉じられたまま。
…。