姫サマはキワドいのがお好き☆
「眼は開けられる?」
ヒカルの声がハッドに届いた。
「私ってどうなったのですか?」
ハッドはまだ目を開けなかった。
「うん。ほんとに生き返っちゃったよ。」
「本当ですか?目を開けたら真っ暗闇ということはないですか?ヒカルさんはちゃんと隣にいてくださってますか?ねぇ…」
「はいはい。隣にいますよ。全く心配ないです。じゃあ目を開けてください。」
「うん。」
ハッドは重い瞼を開けた。

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