あたしはそれでもアキが好き
最後の夏休み
それはあたしが中学3年生の、最後の夏休みを迎えようとしている時の事だった。
あたしにはその頃、入学してからずっと気になっている男子がいた。
色白で、華奢で、少し女の子っぽい顔立ちをしている男の子。
中学生だからこれから背も伸びて筋肉もどんどん付いてくるのだけれど、なぜだかその男子生徒だけはずっと女の子のような容姿のままなんじゃないかと思えるほど、綺麗だった。
そんな彼の名前は宮内アキ。
3年生になって初めて同じクラスになれた。
それだけであたしの心は舞い上がり、嬉しくて楽しくて素敵な毎日を送っていた。
アキと仲良くなればなるにつれてあたしの気持ちは大きくなって行き、伝えたいと言う思いへ変化していった。
アキはその容姿から女子生徒からの人気が高く、自分の気持ちが通じるとは思っていなかった。
でも、なにも言わずにこのまま卒業してしまったら、きっとあたしは後悔する。
そう思い、今日思い切って告白することに決めたんだ。
放課後になり、次々と帰って行く生徒たちを見送るあたし。
鞄から手鏡を取り出して髪型を整える。
明日から夏休みだから、今告白してOKがもらえればきっと素敵な思い出を作ることができる。
もしダメだったとしても、夏休み中にアキとの関係をもとに戻せばいい。
そう思い、下駄箱でアキを待った。
あたしにはその頃、入学してからずっと気になっている男子がいた。
色白で、華奢で、少し女の子っぽい顔立ちをしている男の子。
中学生だからこれから背も伸びて筋肉もどんどん付いてくるのだけれど、なぜだかその男子生徒だけはずっと女の子のような容姿のままなんじゃないかと思えるほど、綺麗だった。
そんな彼の名前は宮内アキ。
3年生になって初めて同じクラスになれた。
それだけであたしの心は舞い上がり、嬉しくて楽しくて素敵な毎日を送っていた。
アキと仲良くなればなるにつれてあたしの気持ちは大きくなって行き、伝えたいと言う思いへ変化していった。
アキはその容姿から女子生徒からの人気が高く、自分の気持ちが通じるとは思っていなかった。
でも、なにも言わずにこのまま卒業してしまったら、きっとあたしは後悔する。
そう思い、今日思い切って告白することに決めたんだ。
放課後になり、次々と帰って行く生徒たちを見送るあたし。
鞄から手鏡を取り出して髪型を整える。
明日から夏休みだから、今告白してOKがもらえればきっと素敵な思い出を作ることができる。
もしダメだったとしても、夏休み中にアキとの関係をもとに戻せばいい。
そう思い、下駄箱でアキを待った。