あたしはそれでもアキが好き

この宙ぶらりんな気持ちのままではアキを諦める事もできなさそうだ。


『頑張ってちゃんと聞いてごらん？　それでもし振られたら、夏休み中はあたしがずーっと一緒に遊んであげるから！！』


真尋の言葉にあたしはいつの間にか笑顔になっていた。


「そっか。その言葉覚えておくから絶対だよ？」


『もちろん！　彼氏がいない寂しい夏休みを2人でエンジョイしようよ！！』


真尋から大きな元気をもらい、あたしは明日の夏休みを楽しみに待つことにしたのだった。