あたしはそれでもアキが好き
☆☆☆
そして翌日。
あたしはスマホを自室のテーブルに置いて、正座をして待っていた。
ついさっきアキに《今日遊べる?》という内容のメールを送ったのだ。
1度はちゃんと目の前で告白したものの、もう一度ちゃんと会って告白して、そしてちゃんとした返事をもらいたかった。
夏休み中ずっとハッキリしない気持ちでいるのは嫌だったから、すぐに行動に移す事にしたのだ。
メールを送って数分後。
アキから返信が来てあたしは正座をしたままビクッと体を震わせた。
思った以上に緊張しているみたいだ。
昨日告白したばかりで遊びに誘うなんてと、アキは呆れているかもしれない。
告白の返事がNOだったとすれば、遊びもきっと断られるだろう。
あたしは自分の左胸に手を当てて深呼吸をした。
微かに震える指先でメール画面を開くと……《遊べるよ! どこ行く?》そんな文章が視界に入ってあたしはキョトンとしてしまった。
それは告白前と何も変わらないアキで、あたしは戸惑う。
昨日アキが言った言葉は、YESでもNOでもなかったということかもしれない。
とにかく、返事をしなきゃ。
そう思い、あたしはアキに行き場所を告げたのだった。
そして翌日。
あたしはスマホを自室のテーブルに置いて、正座をして待っていた。
ついさっきアキに《今日遊べる?》という内容のメールを送ったのだ。
1度はちゃんと目の前で告白したものの、もう一度ちゃんと会って告白して、そしてちゃんとした返事をもらいたかった。
夏休み中ずっとハッキリしない気持ちでいるのは嫌だったから、すぐに行動に移す事にしたのだ。
メールを送って数分後。
アキから返信が来てあたしは正座をしたままビクッと体を震わせた。
思った以上に緊張しているみたいだ。
昨日告白したばかりで遊びに誘うなんてと、アキは呆れているかもしれない。
告白の返事がNOだったとすれば、遊びもきっと断られるだろう。
あたしは自分の左胸に手を当てて深呼吸をした。
微かに震える指先でメール画面を開くと……《遊べるよ! どこ行く?》そんな文章が視界に入ってあたしはキョトンとしてしまった。
それは告白前と何も変わらないアキで、あたしは戸惑う。
昨日アキが言った言葉は、YESでもNOでもなかったということかもしれない。
とにかく、返事をしなきゃ。
そう思い、あたしはアキに行き場所を告げたのだった。