囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
それに応えるように、優しいキスが降ってきた。

何度も重ねる角度を変え、息もつけない激しいキスに変わる。

頬を撫でていた手が、柔らかな胸へ、腰へ移動する。

誰にも触られたことのない場所を触られ、驚いて目を開けると、人懐っこくて可愛い男の子ではなく、妖艶な瞳が私を見下ろしていた。

身体の芯から一気に熱がこみ上げる。

「や…変だから、見な….いで」

「結衣…綺麗だ。ずっと一緒だ」

下から突き上げられ、頭が真っ白になって、意識を手放した。

薄れていく意識の中で、晴に何度も『愛してる』と言われたような気がする。



次に目覚めると、ふかふかのベッドの中にいた。

腰の辺りに重みを感じて、掛け布団の中を確認すると、腰に晴の腕が巻き付いていた。

頭の下には、晴の腕がある。


スースー・・・

二人とも何も着ていない。

きゃあぁ…

昨晩の記憶が蘇り、頭から布団をかぶった。

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