囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
番外編
1
*晴side*
J大の入学式
会場までの道の両側に、ズラッと並んだ先輩たち。
部活やサークルの勧誘のビラを何枚ももらった。渡したもん勝ちみたいに、どんどん手渡される。
へえー、料理研究会とかあるんだ。……あっ、写真部もある!
『新聞部です。よろしくお願いします』
透きとおるような綺麗な声に、顔を上げると、吸い込まれるような澄んだ瞳の女の子と目が合った。
華奢で可愛い女の子…待てよ?
ビラ配りしてるってことは先輩なのか。
足を止めて、ビラをもらう。
『私たちが作った新聞も読んでね?』
ふわりと微笑まれ、微かに花の香りがした。
ドキッ…
鎖骨の下辺りが疼いた。一目惚れだったと思う。
その女の子が青山 結衣という三回生で、OBの木嶋 瑛二先輩の彼女だと噂で知った。
木嶋 瑛二…圧倒的な存在感。スラリと背が高くて、かっこいい人だ。
J大の入学式
会場までの道の両側に、ズラッと並んだ先輩たち。
部活やサークルの勧誘のビラを何枚ももらった。渡したもん勝ちみたいに、どんどん手渡される。
へえー、料理研究会とかあるんだ。……あっ、写真部もある!
『新聞部です。よろしくお願いします』
透きとおるような綺麗な声に、顔を上げると、吸い込まれるような澄んだ瞳の女の子と目が合った。
華奢で可愛い女の子…待てよ?
ビラ配りしてるってことは先輩なのか。
足を止めて、ビラをもらう。
『私たちが作った新聞も読んでね?』
ふわりと微笑まれ、微かに花の香りがした。
ドキッ…
鎖骨の下辺りが疼いた。一目惚れだったと思う。
その女の子が青山 結衣という三回生で、OBの木嶋 瑛二先輩の彼女だと噂で知った。
木嶋 瑛二…圧倒的な存在感。スラリと背が高くて、かっこいい人だ。