囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
岬編集長の常識的な対応にホッとしながら、私は仕事を再開した。
田口編集長に、ボツにされた企画書を眺める。
おかしな箇所はないかチェックしよう。絶対にGOサインをもらいたい。
カタカタカタ…パン!
よし!
企画書を見直し、私の中では完璧になった。
ふと顔を上げると、午後9時を回っていて、編集部には誰の姿もなかった。
自分の世界に入り込んでて、みんなが帰ったことに気付かなかった。
デスクの隅に、赤い袋に入った丸いチョコを見つける。
永岡さんだ。
『夜更かしは、ブサイクの素だ』
失礼な付箋を睨みつける。永岡さん流の気遣いだ。
パクッと、チョコを一つ口に放り込む。
ふふ…
田口編集長に、ボツにされた企画書を眺める。
おかしな箇所はないかチェックしよう。絶対にGOサインをもらいたい。
カタカタカタ…パン!
よし!
企画書を見直し、私の中では完璧になった。
ふと顔を上げると、午後9時を回っていて、編集部には誰の姿もなかった。
自分の世界に入り込んでて、みんなが帰ったことに気付かなかった。
デスクの隅に、赤い袋に入った丸いチョコを見つける。
永岡さんだ。
『夜更かしは、ブサイクの素だ』
失礼な付箋を睨みつける。永岡さん流の気遣いだ。
パクッと、チョコを一つ口に放り込む。
ふふ…