囚われた瞳【琴子さんanother story】番外編2UP
「岬編集長って、私のこと…お子ちゃまだと思ってナメてますよね?」

ザクッと、アイスクリームの上に掛かったカリカリのキャラメルにスプーンを入れる。

うわあ、とろける食感とキャラメルの香ばしさが絶妙だ。

美味しさに、にまーーっと頬が緩む。

そんな私を可笑しそうに見つめる岬編集長と目が合った。

「いや…お子ちゃまだなんて、思うわけないだろう?
あんな事しといて…」

昨晩の出来事が脳裏に浮かぶ。


カアァ…


「昨晩は、テンパって、わけ分かんなくなったんですよ。早く忘れてください」

「忘れられないって、言ったらどうする?」

わずかに口角を上げて、ニヤリと笑う。

「いやいや…忘れてくださいね」




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