夢気分をさめないで




和臣と二人で鈴の元へ行った


「こちらの方は?」

「鈴さんが退院したら、こちらの方が是非に住まいを提供してくれたから、挨拶がてら」

「そうだったんですか?私の事知っているかなってなんだか懐かしい匂いがしたから・・・お名前は?」


「高城 和臣です、」


「私は鈴です、苗字がわからないの」

「じゃあ、鈴ちゃんでいいかな?」


鈴ちゃん・・・懐かしいけどどこで聞いた?物凄く知りたい

思い出す?頭の中真っ白い靄が・・・
頭が痛いって頭を抱えてしまった。


「鈴ちゃん・・・・・・」

気を失った









目が覚めたら
いつもの病室
傍には卓志さんて方が私の手を握っていた


「あの・・・・う」


「目が覚めた?痛いとこある?」


「あの方は?」


「帰ってもらった」


「あの方が鈴ちゃんて言ったら、なんだか凄く懐かしくて、でも頭の中靄が・・・そしたら・・・・」

「無理におもいださなくとも」


「でも、懐かしい匂いがしたの、私の事知っているような」


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