夢気分をさめないで


連休に入り

毎日卓志が高城家に参上した

「鈴さん、お菓子を作りませんか?さしずめパウンドケーキを」


「私と?」

「はい、二人でね」

満面の笑みで返事をし
キッチンに消えた

時折楽しそうな笑い声をあげながら


「昔にも、同じ事してましたよね?」

「あのときは料理教室てしたが・・・」

「楽しかったな、」


「今は?」

「楽しいよ」


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