夢気分をさめないで

親族だけの式


私には関係ないと、つまはじきにされた
会長がいなくなった今
ここにいる意味もなく

手紙を置いてマンションに戻った


会長との出会いを思い出しながら


なにする事もなく
ただ泣いていた。

会長さんが行きたがっていた場所に一人で行こう


それでもう終わろう
夢も冷める

副社長を好きでもそれ以上
踏み入れる事のできない世界


ホテルにつきテレビを見た
会長の葬儀の模様が流れていた

ついこの間までこの中にいたんだよな、嘘みたい

卓志さん窶れた?

卓志さんにはもっといい人がいるはず
私でなくとも、どこの馬の骨かわからない私よりも・・・・


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